【読書】「労働2.0」を読んでみて

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どうも。

キクです。

 

オリエンタルラジオ中田敦彦さんの書籍を読んだので、吸収したい部分に関してアウトプットしてみようと思います。

先日、中田さんがYoutube

「本のすべてを吸収しようとしなくていい」

「自分が欲しい部分だけかいつまんで吸収すればいい」

と言っていたので、その読書方法は参考にしたいと思います。

 

タイトル:労働2.0

著者  :中田敦彦

出版社 :PHP研究所

 

「できない」の裏に潜む”準備不足”

このストーリーは実際に役立つ大切なことを言っているなと感じました。

(ここだけがそうなわけではないです。(笑))

 

仕事などで自分が提案したものに対して却下されてしまった場合、単純に「ダメだったか。」と諦めてしまってはいけない。

却下されてしまうのには理由がある。

「なぜダメなのか?」

「そもそも誰がダメと言っているのか?」

「どうすればOKをもらえるのか?」

そのようにして”できないの理由”を分析していくことで”できないできる”に変わる可能性がある。

 

分析のポイントは、

"要素をより細かく分解して原因を突き止め、そこから解決可能な部分で提案すること"

が王道とのこと。

原因は「人」なのか「お金」なのか「時間」なのか、はたまた「組織的なくだらない理由」なのか。

そこを発見して”準備”すれば解決に繋がる可能性は高まると学びました。

 

私は趣味の部分で、知らない間にそれをプチ体験していました。

朝活として筋トレをしていますが、朝の場合「出社時間」という変えられない締め切りが待ち構えています。

その中で朝の時間をより長く確保しようとした場合、「起床時間を早めるしかない」と考えていました。

しかし睡眠時間を削れば削るだけ日中のパフォーマンスに影響が出てしまいます。

これ以上は起床時間を早めるのはあまり現実的ではないと考えました。

そのため別の方法はないかと考えました

その結果、朝起床してからジムに行くまでの時間を削ることでトレーニング時間を少し長く確保できるという結論に至りました。

そのために必要なこと。

それは”前日の事前準備”でした。

 

今までは「起床準備軽い食事出発」でしたが、事前にプロテインなどの粉物をすべて準備しておくことで朝に行なっていた「準備」の部分が大幅に削られて出発までの時間が非常にスムーズになりました。

その結果、トレーニング時間を長く確保できるようになったのです。

 

今回の場合、「トレーニング時間を長く確保したい」という目的に対しての実現策は「起床時間を早くすること」だけではなく「前日に準備できるものはすべて準備しておく」という別の方法がありました。

つまり「できない理由」に潜む原因は1つだけではないということに気がつくことができました。

 

目的】そもそも何がしたいのか

【理由】なぜ断られるのか

【方法】目的を達成するための手段は本当にそれだけか

 

それを模索することが大切でした。

3タイプの人材

中田さんは3種類の人材が存在すると定義していました。

 

タイプA言われたことをちゃんとできる人

タイプB言われてことをできない人

タイプC言われてないこともする人

 

この中で一番出世するのはタイプCなのだそう。

「言われてないこともする人」というのは「やらなくてもいいこと」をやってしまう可能性もあります。

一方で「求められている以上の成果を提供」する可能性も持っています。

これは大きなアドバンテージですね。

なぜこのようなことができるのか。

それはタイプCの人は常に”目的”を考えて行動しているからでした。

目的を考えて行動すると、より良い状態で達成しようとします。

「なんのためにこれをするのか。」

「あれ?これもしておいた方がいいのでは?」

といった具合に。

先を読み、創意工夫して行動する。

こういう人は印象に残りやすい。

 

私はどちらかというとタイプAの人間なので、タイプCの行動について見習わなければなりませんね。

「人生は成功しなくてはいけない」は単なる思い込み

他の人より良い学校に入らなくては

他の人より良い仕事をしなくては

他の人より良い地位に行かなくては

 

基準とすべきは「他の人」ではなく「自分」でありたい。

中田さんは「人よりも良い場所」ではなく「自分がいるべき場所」に身を置こうと言っています。

私も以前は人と比較して、無駄に劣等感を感じて自身を持てない時期がありました。

しかし、「昨日の自分と比べて成長したか」を意識するようになってからはそのような劣等感はなくなり、成長を感じる頻度も増して前向きに前進できている気がしています。

「お金」と「やりがい」

よくある話として、

やりがいがあればお金なんていらない

つまらないけどお金になるからやる

と言ったものがあります。

これらは、「お金」と「やりがい」のどちらか一方を選択しなければいけない考え方です。

しかしこの2つは必ずしも二項対立であるとは限らず、両方求めてもいいのだと。

 

現状「やりがい」だけでは良くても、2年後、5年後はどうか。

虚しさを感じてくるのではないか。

それは「報酬は単なる利益ではなく、評価の基準、ひいてはその人の”尊厳の源”であるから」と書いてありました。

 

やりがいを求めた上で、報酬も求める。

「理想はそうしたいけど、そんなの無理」と諦めず、両方追求するべきなのだと思いました。

 

やりがいは仕事に向きあう”熱量

お金は自分に対する”自己肯定感

を与えてくれると学びました。

コンテンツ至上主義の罠

「いいものを作れば何もしなくても売れる」

「こんなに良いものなんだから心配ない」

 

いいものを作れることはその人の能力であり、誇るべきことだと思います。

しかし、いいものができたからその後は何もしなくていいと手を止めてはいけません。

 

いいものができたら、それをどのように提供するか

 

ここまでが1つのプロセス。

これも「お金とやりがい」に通ずることで、

・いいものを作るという「やりがい」

・それを創意工夫して提供して、しっかり「お金」を得る

これらを両立してはいけない理由はありません。

 

どんなにいいものを作ろうとも、それを

”どう魅せるか”

”どうすれば売れるのか”

を工夫しなければ、その他大勢に埋もれてしまう。

作って満足はでは不十分。

それは自分という人間に対しても同じだと思いました。

スキルを身につけた上で、それをどのように価値提供できるか。

そこまで実践して、意味のあることになるなと。 

弱点を知ることは才能発見の第一歩

自分の弱みを知ることは才能を発見する第一歩に。

欠点と美点は表裏一体」と表現されていました。

 

弱いことでそれを補うために他の力を伸ばすことができる。

「あの人にはできるのに自分にはできない」

それを感じてただ嘆くのではなく、それゆえに持っているものがあるはず。

あるいはそれを起点にどうすればいいかを考える。

それが才能を開花させる第一歩になりえるのだと知りました。

小さな「個性」の組み合わせが希少価値を生む

ここの話は印象的だったので残したいと思いました。

”個性”というと何か特別なものと捉えられがちです。

それゆえに

「自分にはなんの個性もない」

と捉えてしまうことも多いと思います。

しかし、どんなに小さくともその人固有の”個性”があるはずです。

その小さな個性1つだけみれば他にも持っている人はいるかもしれません。

しかし、それとはもう1つ別の小さな個性を持っていた場合。

その2つの小さな個性の組み合わせを持っている人はぐんと少なくなります

さらにもう1つ持っていた場合...。

このように1つの大きく特殊な個性を持っていなくとも、小さな個性を複数組み合わせることでその人の希少価値/独自性を生み出すことは可能なのだと知り、勇気をもらいました。