【技術】肯定することの大切さ

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”自分にはできない”

”それをやっても意味がない”

 

”否定”することはその先の可能性を閉ざしてしまいます。

しかし、”肯定”することで可能性は”0”ではなくなります。

 

そんな当たり前のことでも、でも”否定”を日常的にしてしまうことは多いと思います。


 

どうも。

キクです。

 

今回は”肯定”の大切さに気付くことができる書籍に出会ったので、私の経験も交えてブログに残します。

以下が今回学びを得た書籍になります。

書籍名:武器がないエンジニアは肯定を続けることで、武器を手にする。

■著者:佐々木康介さん

技術力の無さ を肯定してしまう

・エンジニアというもの技術力は人それぞれ違いがあるかと思います。

私自身転職を経てインフラエンジニア として仕事をしていますが、まだまだ技術力が追いつかず不安も多いです。

そんな中、今回の書籍内に

「技術がないことを肯定し受け入れてしまえば、その他大勢のエンジニアも活路を見出すことができる」

という表現がありました。

これはエンジニアは技術力だけでなく、その他にも価値を見出す部分があるということの気付きに繋がるかと思います。

 

しかし、「技術力がなくてもいいんだ」と受け入れてしまうのは危険であり、そうすべきではないと肝に命じていました。

私も同時期に入社して、どんどん伸びていくエンジニアが身近にいるので焦りを感じることももちろんあります。

でも現在一緒に現場で働いている先輩と話している時に言われた言葉が印象に残っていて、今回の書籍内での言葉に本質的に近いなと思いました。

 

”私は他の人が優れていても焦りはしない”

”自分は自分だし、他の人は他の人”

”人それぞれに役割があり、それぞれの人の持つ力で企業は回っている”

”だからその人の技術が高くても、自分が焦る必要はない”

 

意識することはもちろん大事だと思います。

何にも関心がなければ成長もないと思うからです。

しかし焦ることで自分を責め、自信をなくし、やる気を無くしたのでは負のサイクルだと思います。

”自分の技術力は劣っている”

ということは肯定してしまい、「何が劣っているか」「どうしたらいいのか」ということに向き合って勉強に取り組んだ方が前向きに成長できると信じて私自身勉強に取り組んでいます。

相手を怒るとき、否定だけでなく肯定もする

これは私の場合、将来的に活きる内容だと思いましたが、その機会が訪れた際には意識しようと思いました。

自分に後輩ができて、どうしても叱らなければならない時

”否定”だけを突きつけるのは相手のメンタルにダメージが残るのだと。

相手の良い部分を”肯定”した上で、なぜミスをしてしまったのかなどの”否定”を伝えることで相手のダメージも少なく、受け入れやすいです。

これは次の項目にも登場しますが、”否定”から入るのではなく”肯定”から入った方が話を受け入れやすいということを学びました。

否定から入らず肯定的に話を始める

相手に変わってもらいたい時、多くの場合

”ここがダメだからこうしてほしい”

と”否定”して要求することが多いと思います。

しかし、特に大人の場合これまで生きてきた中での自分の考えなどが染み付いているかと思います。

言葉を選ばずに言うと、”頭が固まっている”ことが多いと思います。

こうした状態に変化を要求するのは難しいかと思います。

自分の意思を最初から”否定”されれば、それは反抗したくもなるかと思います。

 

ここで大切なのは

”相手を否定すること”

ではなく、

”変化することを通すこと”

なので、そのために最善な方法を取るのが良いと考えることが大切です。

 

例えば変化させたい内容が相手が普段言っていることと違うことならそこを突けばいいし、”こう言う方法で改善できると考えているのだがどうだろう”と提案する形でも、ただ”否定”する場合とでは違った結果に繋がる可能性が上がると感じました。

 

環境の変化を肯定する

環境の変化というのは不安が多いと思います。

私も転職の際には未経験でエンジニアという領域に足を踏み入れたので不安しかなかったです。

しかしその際には”自分の可能性”というのを肯定しました。

 

私のエピソードを少し話します。

転職活動をしていて今の会社の面接を受けた際に、

「インフラエンジニア だけど大丈夫?」

といわれました。

私が想像していたのはいわゆるフロントエンド側のWebページなどの作成だったので正直思考が停止しました。

圧倒的な調査不足で、勉強不足だったのです。

だから逆にこう考えたのです。

「やったこともないインフラエンジニア という職種を”できない”と決めつけてしまっていいのか?やってみないと分からなくないか?」

自分の可能性を肯定した瞬間です。

面接では言葉は違えど同じニュアンスで伝え、無事に入社することができました。

 

なので、やったことのない未開の地でもその可能性を信じてワクワクするくらいの方が圧倒的に成長できると思います。

 

真剣に取り組んだ人の否定は説得力がある

ここでは「何事も真剣に取り組んだ上で出した意見には説得力がある」ということを学びました。

 

ある新しい作業を命じられ、今後の作業として取り入れるかどうかを判断する話。

この作業により確実に手間は増えます。

この時、作業に取り組む前に

「作業量が増えるし無駄だと思う」

と”否定”するのと、

真剣にその作業に取り組んだ上で

「この作業には作業量に見合う結果がない」

と”否定”するのでは重みが違うということに気付かされました。

 

前者には”説得力”が全然ありません。

ただ面倒くさいだけだと。

しかし後者であれば、真剣に取り組んだ上で”否定”しているので”説得力”が格段に上がっていると感じました。

 

なので、自分の言動に”説得力”を持たせるためには

いかに簡単な作業でも”真剣に取り組む”ことが大切なのだと気付きました。

言葉として目にすると簡単で当然のように思えますが、それを実行できているかどうかは別の話だと思います。

 

自分の可能性を肯定する

既にエピソードとしても書きましたが、”自分の可能性を肯定する”ことはとても大切なことです。

もし自分の可能性を”否定”するのであれば、その先の道は閉ざされてしまいます。

しかし”肯定”してあげるだけで可能性は”0”ではなく”1”にすることができるのです。

私が転職の際に「インフラエンジニア はできません」と可能性を否定していたら今の環境とは違った環境にいたと思います。

そんな時の自分にこう自問したのを覚えています。

Webエンジニアならできるのか?」と。

 

どちらもやったことがないのだから”やってみないと分からない”

やってみた結果、向いているかもしれないし向いていないかもしれない。

しかし最初から可能性を”否定”してしまったら、それすらも分からないし何も始まりません。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

”否定”するのは簡単で”肯定”するのは難しいかと思います。

しかし、”肯定”することでさまざまな可能性を持った道が広がるのだと私自身気づくことができました。

 

これからのエンジニア人生を歩んでいく中で、”肯定”することを大切にし、様々な技術にも触れていきたいと思いました。

 

今回紹介させていただいた書籍は、為になる情報がコンパクトにまとめられているので「本読むの苦手だしな」

という方でも読みやすいと思うのでぜひ読んでみてほしいです。

佐々木康介さんの実体験で綴られているので、より吸収しやすいかと思います。

 

ではでは。